仕事に対する価値観がどうかわっているかに関心をもって、最近の調査や報告書を調べてみました。
(2024年5月24日現在、書きかけの記事です)
仕事を巡る環境はどう変化してきているか?
2000年以降にデジタル化が進展した後に、最近はジョブ型雇用に関心が集まっている。
出典:厚生労働省「新しい時代の働き方に関する研究会」参考資料
生活者の就業価値観はどう推移しているか?
会社・仕事より自分・家族を優先する考えが増えている。そして、仕事の目的は会社の発展にあるとの考えは減っている。
全国15歳~79歳の男女計1万人を対象に、訪問留置法で生活像や生活価値観、消費実態を尋ねる「生活者1万人アンケート調査」
出典:野村総合研究所アンケート
若者(中学・高校・大学生)はどんな仕事観?
- より高い報酬を得たい欲求は強い傾向にある。内的報酬に対する欲求は外的報酬と比べて総じて高い。そして、ハードワークに対する許容度は低く、特に精神的きつさへの低さが目立つ。
出典:厚生労働省「新しい時代の働き方に関する研究会」参考資料
青少年(13-29歳)の転職への考え方を他国と比べてみると…
- 日本の青少年は高くと比べて、「つらくても転職せず一生一つの職場で働き続けるべき」の割合が低い一方で、「自分の才能を活かすため積極的に転職する方がよい」の割合が高い。
出典:労働政策研究・研修機構 (JILPT)データブック国際労働比較2023第3-14表に基づき作成
転職経験者の転職理由は年齢や性別によってさまざま
男性は能力発揮目的の転職が多い傾向があり、女性は働き方・労働環境を意識した転職が多い傾向がある。
出典:令和4年版労働経済白書,第2-(2)-26図の一部を転載
テレワーク経験者が働く上で重視するもの
テレワークを経験すると、柔軟な働き方を重視するようになる。
出典:内閣府「第6回 新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」
企業の目線で働く人に求めるものはどう変化しているか?
企業が人生100年時代に求める能力として、「自ら考え、行動することのできる能力」「柔軟な発想で新しい考えを生み出すことのできる能力」の割合が高い。
出典:厚生労働省「新しい時代の働き方に関する研究会」参考資料
投資家の目線でみると働き方について企業に求めるものは?
機関投資家が求める開示情報は、今後の企業の労務管理政策に影響すると見込まれる。
是非開示してほしいとする情報で高いものは「従業員キャリア形成支援」と「女性管理職比率」。企業の労務管理政策では、これらの事項が投資家との関係でも大切になってくるかもしれない。
出典:厚生労働省「新しい時代の働き方に関する研究会」参考資料
まとめてみると
- 仕事に対する価値観は大きく変容している
- 価値観の変容は、視点によってさまざま
- 生活者・働く人
- 性別・年齢階層・転職経験・職業経験
- 企業
- 投資家
- 今回は扱えなかったけど、社会・地域の視点も影響するのではないか?
- 生活者・働く人
今回の記事作成にあたっては、厚生労働省委託事業「多様なワークスタイルを支援するキャリアコンサルタント研修」資料を参照。
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